Archive for the ‘離婚・男女問題・不倫’ Category
離婚調停の取り決め事が守られないときの「履行勧告」制度について
【離婚調停の取り決め事が守られないときの「履行勧告」制度について】
離婚調停での約束が守られないとき、例えば面会交流について非協力的で約束通り面会交流が実現できないときや養育費の支払いなどが履行されないときは家庭裁判所を通して「履行勧告」という手続きをすることが出来ます。
強制執行などの法的強制力はありませんが家庭裁判所からの勧告ですので一定の効果は期待出来ます。
私も時々利用しています。費用も掛かりません。
ご自身で手続きすることも比較的簡単に出来ます。
http://www.courts.go.jp/saib…/syurui_kazi/kazi_05/index.html
私どもの争いに対する考え方
争いや裁判にあなたの大切な時間やエネルギーを使うのではなく、新しい次の一歩のために力を使っていただきたいと考えています。
そんな考え方の法律事務所です。
もちろん裁判が最適の選択のときは裁判にベストを尽くします。ただ裁判に勝つことを目的とせず新しい一歩を踏み出すためにエネルギーを使ってもらいたいと考えます。
【「問題を抱える」から「問題に向き合う」に】
【「問題を抱える」から「問題に向き合う」に】
離婚、相続紛争、家族内のもめ事、時によっては企業経営についてのご相談に来られる方は皆さん深い悩み、問題を抱えていらっしゃいます。その深さも表情から伺われます。
問題、悩みの当事者は当事者ゆえに問題、悩みを抱える、という位置から抜け出すことができません。
そんなときには少し距離を置いて問題、悩みを見るために事情をしっかりとお伺いしています。
私どもでは多くの相談者の皆様は概ね90分から120分の相談時間でご事情をお伺いすることが多いです。
時間をかけて事情をお伺いして状況を整理する、そうすると自分を客観視することが出来て、抱えるから向き合うにシフト出来ます。
問題に向き合えれば自ずと力が湧いてくる、そういうことではないかと思います。
そんなお手伝いも出来ればといつも考えています。
個人的なお悩みだけではなく、事業についてのお悩みについても是非お気軽にご相談ください。
【離婚、不貞、モラハラ、DVなどの家族内での争いごとについて】
【離婚、不貞、モラハラ、DVなどの家族内での争いごとについて】
最近は離婚、特に不貞、モラハラ、DVに関するご相談がとても多く感じます。家事に関する相談といえば、まずは離婚、それも不貞、或いはモラハラ系のご相談でしょうか。そしてDV家庭内暴力です。
渦中にいると冷静な判断ができなくなりとにかく相手を制裁したいということでご相談に来所される方がいらっしゃいます。
そういうときはまずはご事情をしっかりとお伺いさせていただきます。
離婚、不貞、モラハラ、DVなどという問題の多くは誰にも相談することができず、お悩みが深いことが多いです。両親にも相談できないという方が多いです。相談できずに悶々と苦しむ。そういうこともあり、まずはしっかりとお気持ちをお伺いする。お話をすることで心の浄化作用、カタルシスとも言います、が働き心の安定が取り戻されることが多いように思います。
法律相談というと30分から長くて1時間というのが多いように思いますが、私どもではおおむね1時間半から2時間かけてご事情をお伺いします。人生の困難に遭遇しているのに1時間程度では事情をお伺いすることは到底できません。
しっかりと事情をお伺いしてそのうえでどうしたいか、どのようにしたら良いのかを一緒になって考えます。一緒に考えることで気持ちが軽くなったり、未来に向かって考えることができるようになることもあります。
相手を制裁するよりも自分の人生をより良く生きることが大切です。そのために私たちは相談者のお力になれたら良いなと思っております。
調停や裁判で相手を打ち負かせてもその満足感は続くことはありません。多額の慰謝料をとることと、そのことで幸せになれるのかどうかは別のものとも思えます。だからと言って慰謝料を求めることはないというつもりはありません。相手に批難されるべき事情があればそれをしっかりと金額に反映されることは大切だと思います。しかしそのことにあまりこだわりすぎない。幸せに自分の人生を生きることを中心に据えて考えることが大事に思います。
ご相談するにも勇気がいると思います。でも悶々と悩み続けておられるのでしたら是非一度私どもにご相談ください。きっと心が軽くなると思います。
ちょっとしたことで心のもつれた糸をほどくことができるかもしれません。
法で裁くのではなく心のもつれをほどければいいですね。
不安を解消してください。お気軽に私にご相談ください(動画)。
交通事故や会社のトラブル、問題に直面したとき、不安に悩まされます。そんな時ぜひ私どもにご相談してみてください。
不安の原因を整理して対処についての方向を見出せます。勇気を出してご相談ください。
裁判に勝っても満足できないこと、執着からはなれること(2件)
【裁判に勝っても満足出来ない】
弁護士として思うこと。
先日さる経営者の会合でのお話し。
企業業績も順調な立派な会社の経営者のかた。
裁判には勝ったのですが納得できていない、と。
どうも裁判に勝つことだけでは満足することは難しいようです。
その事が気になりずっと考えていました。
裁判は問題解決の一手段に過ぎないのにそれが自己目的化しているのではないのか。
一度裁判に踏み切ってしまうと、そのことを忘れてしまい細かい争いにこだわってしまう。
原点にかえって考えることが大切だと思います。
特に、最近ご相談やご依頼が多い離婚、相続の争い事の場合には裁判に勝っても満足できないことが多いようにも
思います。
相手を打ち負かすとそのときはいいようにも思っても、長い目でみると不満足な結果になることが多いかもしれません。
そんなことも踏まえて、相談者には対応を助言させていただいております。
【執着から離れること】
弁護士として思うこと。
争い事の原因の多くは「執着」にあるように思います。
そのために多くの時間とエネルギーを失ってしまう。
争い事を解決しようとするときに個人的なこだわりや執着にとらわれてしまいそこから離れられない。
しまいには何でこんな争いをしているのかわからなく成ってしまうことまで。争いそのものが目的になってしまう。
争いそのものが目的ではないはず。
より良く生きるため、より正しく事業を運営していくため。
あるいは
良い会社を作ろう、
優れた経営者になろう。
その事に立ち返ると「執着」から離れることが出来、前向きに生きることが出来たり、正しく事業の運営が出来ると思います。
争いに悩んでいる方が「執着」から離れ、高い視座から争いを終わらせる決断をする瞬間にたくさん居合わせることが出来ました。その事は私が仕事する上での醍醐味です。
そして「執着」から離れた方に自ずと敬意の念が湧いてきます。
夫婦問題研究家の岡野あつこさん坂口俊幸法律事務所に来所
少し前になるのですが夫婦問題研究家の岡野あつこさんに坂口俊幸法律事務所に来所していただきました。
岡野さんのお人柄、そしてなんともいえない人を惹きつける魅力に触れて断然ファンになってしまいました。
当事務所では事務局で離婚カウンセラーの中塚も活動しており離婚問題について肌理細やかな対応をめざしております。
離婚、男女問題、不倫、不貞行為、浮気などお悩みの時は是非ご相談ください。
所長弁護士 坂口俊幸
不倫、不貞行為の損害賠償請求について
最近ベッキーの不倫が話題にあがっていますが、不倫、不貞行為などがあった場合に、配偶者である妻はベッキーに対してどれくらいの慰謝料をもらうことができるのでしょうか。
配偶者である妻は、夫が不貞行為、不倫をした場合には、民法上、その不倫相手に対して不法行為に基づく慰謝料などの損害賠償請求をすることができます。
統計がある訳ではありませんが、その金額は概ね100万円から300万円程度ではないでしょうか。もちろん、裁判をしても100万円未満の金額の場合もありますし、400万円の賠償を認められる場合もないわけではありませんが、どちらかというとレアなケースかもしれません。そういう意味で概ね100から300万円程度と思っていれば大きく外れることはありません。
いかがでしょうか。思ったより少ないと感じる人が多いのではないでしょうか。裁判にするときには弁護士費用も必要ですし、不倫の証拠をそろえるために調査会社に依頼する費用も必要な場合もあります。その金額も決して小さくはありません。そうい事情も全く考慮されないとはいえませんが損害賠償金額に大きな影響を与えるものではないことを押さえておく必要があります。
参考までにどういう要素が慰謝料に影響するのかを挙げておきたいと思います。
当事者の学歴、職業、地位、年収、収入、資産の有無、額、不貞行為がなされたときの夫婦の関係が円満であったか、破たんしていたか、不貞行為における情交行為の期間、回数、夫と不貞相手のどちらが主導的であったか、同棲の有無、子が生まれたか、元の夫婦に対する影響(元の夫婦が離婚したか)など様々な事情が考慮されます。もちろん、事案によっては、考慮されない場合もあります。不貞行為の相手方がタレントであることは場合によっては考慮事情にもなるかもしれません。
金額の問題ではなく、不貞行為、不倫についてしかりとけじめをつけておきたいという気持ちを大事にしたいので裁判などで損害賠償請求する人もいるかもしれません。
しかしながら、不倫、不貞行為の結果として、夫婦関係が破たんし離婚するのか、或いは、夫が反省してもとの鞘にもどるのかなど様々なケースがあるかと思いますが、安易に不倫相手に損害賠償請求するのはいかがなものかと私は思っています。
大事なことは、損害賠償請求をすること、賠償金をもらうことなどではなく、やはり未来の生活に向けて果たして、裁判などにして損害賠償請求をすることが意味があるのかをしっかりと考えることだと思います。単なる腹いせだとお金を受け取ることができてもすっきりしないように思います。
不倫、不貞行為、男女問題などで損害賠償の請求を考えたいという方は、請求するかしないかも含め未来志向で私にご相談いただければと思います。
夫婦問題研究家の岡野あつこさん来られる
9月3日に夫婦問題研究家の岡野あつこさんに事務所にご来所していただきました。
離婚問題、離婚カウンセリングなどについてお話をお伺いすることができとても有意義な時間となりました。
岡野さんのお人柄、そしてなんともいえない人を惹き付ける魅力に触れて断然ファンになってしまいました。
当事務所では事務局の中塚も離婚カウンセラーとして活動しており離婚問題について肌理細やかな対応をめざしています。
所長弁護士の坂口も夫婦問題について、十分に相談者のお声を聴き、より良い解決を目指して場合によっては 少し耳の痛い提案もさせて頂いております。
それも真に幸せになって頂きたいという思いからです。
岡野あつこさんは翌日も朝8時からTBSいっぷくのテレビ出演で夫婦問題で語られるなど大変ご多忙のなかご来所頂き本当に感謝申し上げます。
不貞行為などの証拠に、削除されたメールデータなどの復元ビジネス
【離婚フォレンジック】
最近、離婚フォレンジックというお仕事について聞く機会がありました。
パソコン、スマホなどにおいて削除した通信履歴や通信内容などを復原して離婚裁判の証拠として使用できるよ
うに整えるというものです。
削除されたデータといっても物理的には残っており、そこからあるいはログデータから復原するようです。
メールなども削除したからといっても復原されてしまいますので機密情報などのやり取りには注意が必要です。
削除データ、メールの復原についてはそれなりに知っているつもりでしたがこれが離婚関連ヒジネスとして売り出されていることは知りませんでした。
世の中はどんどん変わっていきます。
それにしてもこんなことですとメールも安心して出来ませんね。